零れ落つ

日常が色を変えて
ようやくふた月
染み付いた10年の年月は
まだまだ拭いきれない
守られていたんだと実感する
そろそろ
落ち着けてもいい頃だけど
まだちょっと足りない



しんどいとき
不安なとき
抱きしめられる位置にいること
それ自体はステキなこと
だからこそ
それを望んでしまうのは
きっと仕方のないことだけど
してもらえなかったとき
悲しくなってしまうから
もらえるときだけ
喜んでいたい


受け止めてもらえるかどうかを
その都度考えてしまってはだめで
ふと身を落としたとき
一人で立ち上がらなきゃいけない
強くありたい
身震いするほどに



余裕を失いませんように