2010-01-01から1年間の記事一覧

輪郭

自分のルーツがどこにあるか そう言われると はじめに浮かぶひとがいて その人なしでは今の自分はいないと イイ意味でも悪い意味でも思えてしまう 自分の価値観が如何に脆弱であるかを まざまざと見せ付けられたから 狭い世界で生きていたと すんなり思えて…

生活感

ともに時間を過ごしたひとに とても生活感のあるひとがいて 家具はほんのわずか 本当に必要なものを 必要なだけ携えて ともすると淋しくなりそうな そんな簡素な部屋で 毎日圧力鍋でお米を炊き 自ら魚をさばき ものの30分ですべての調理を終えていた 私の…

from my note

お絵かき機能にびっくり とりあえず書いてしまったけど レイヤーを分ける機能までついていて はてなやるじゃん!と思いました いつのまにか進化するものですね 最近携帯でしか自由にネットしていなかったので ちょっと乗り遅れております 夜一人歩きするとき…

耐性

昔から母によく言われてきたこと 痛みへの耐性がなさすぎると 注射すれば貧血になり 血液検査でもしばらく動けず ものもらいの切除や歯科治療でも う−ん弱いなぁ こういうのって良くなったりするんだろうか 冷房の寒さにも辟易するけれど 頭痛も貧血も日常的…

仄か

お久しぶりに更新してみます 人生における幸せの形は人それぞれだと思うのですが たとえばどんな道を選んだとしても そこに充実とか満足を感じることができたなら それできっと幸せなのだと思う 家族であり 仕事であり 趣味であり 生き甲斐となる何かを持て…

華ざかり

梅から凍えるように白木蓮が咲き 春めいた風がようやく過ぎて 染井吉野から桃、八重桜へと桃色が移って そろそろ花水木の花が咲く頃 花に溢れたこの時期は 肌で感じるより先に 木々や足元から季節が香るようで好き キャンパスの大銀杏も 新芽が吹きこぼれは…

ときおり自分がひどく空っぽな気がして 目を閉じてその世界に溶け入りそうになる むやみに自分を誇示したくなったり 存在を虚ろにしたくなったり 浮き沈みというには あまりに曖昧で茫漠とした感想のような 多分最も近しい言葉にするなら 人恋しいだけで 目…

徒然

細々と続けてみたり わりあい平和かつ穏やかな時間が過ごせれば それで十分かなと常々思うのですが アグレッシブに生きることも ときに必要とされるのだと思う いつの間にか用意されていたことに 特に異を唱えることなく過ごして 単純に毎日をなんとかやり過…

大寒

寒さと同じで 備えのあるものに対しては そう強く感じないものだけど 思いもよらない返しには ひどく脆かったりもする 誰に何を求めるのかは わりあい難しい その人の持つ以上のものを求めてしまうのは どちらにとっても不幸で 無い物ねだりをしても仕方がな…

歳月

幾度年を越えても 変わらないものがあると この季節は体感するけど 変わらぬ我が家の情景があって 五人揃っての年越しをあと幾度過ごすだろうと思った きっとこれきりのことが増えていく 家族が増えるってそういうところもあって 寂しいような 離れがたいよ…