夢雫

かぞくと過ごす毎日を経て きっとこういう気持ちを持ちたかったのだと かみしめて愛でているところ 仕事で一息ついたころから ほしくて仕方のなかったかけがえのないものを まいにち両手いっぱい抱きしめている わたしの人生でいちばんのたからもの 日々大き…

爛漫

ふと思い出して記事を読み返したので一稿 まだページが残っていたことに驚きです 生命を宿して 8ヶ月ほどの月日を過ごし 授かることを 二回、経験しました 自分の腕の中で 安心しきって収まる生命が 愛おしくていとおしくて そっと唇を寄せて 愛でながら 穏…

暮れなずむ

これで一区切り この行事の最後を見届けることになるなんて 思ってもいなかった どれをやめるかといわれれば 絶対に誰に聞いてもこれだと信じているけれど 巷を騒がせている 件の情勢にも関わりますが このスタンドは間違いなく使われるでしょうから どこに…

jinsei

ひとつ行事を終えて ほっとひといき めぐりゆく季節のなかで なんとなく区切られて 去年の今頃に思いを馳せたりして いつかまた振り返りたくなる時が来るめまぐるしさと喧騒 輪郭が溶けて消えてしまいそう 責任感とか助け合いとか しごとまわりの関係性とか …

季節が廻ってゆく 受験から6年戻って なんともまばゆい日々を過ごしています まだ幼さが強くて でも十分に大人にもなってきて ここがたぶん根幹になる部分 大人のずるさを許せないからこそ ごまかしは逆効果で 真剣に向き合うことを要求されて 世界のほとん…

翻す

いつからか 目の前を過ぎていく時間が淡くなって 暗闇にたたされるわけでもなく 何度となく寄せては返すさざなみのよう 飛沫に溶けた溜息のように ふと繰り返しては消えていく物思い 裏切りはどこからどこまでがそうで どこから先が見えなくなるのだろう と…

如月

夢をみているような 現と見做しているような 曖昧で穏やかで緩やかな境界 懺悔をするようでいて その実 見つめていたいだけなのかもしれない 自分が残してきた軌跡と 何かを少しだけでも焼き付けたい気持ち いつまでも忙しなく動き続けていても駄目で かとい…

移ろい

寒さに凍える朝 白い息が物悲しい気持ちを誘う 気がつくと新年が明けて一月が過ぎようとしている 3年の月日が飛ぶように過ぎて もう、そろそろ旅立つ先を決めるところ 必死になってからの彼女たちに 少しでも何かを残せますように つなぎとめることよりも …

師走

良くも悪くも手が足りない やれることには限りがあれど 今を大切に生きていかなくてはならないんのです。

凍え月

秋の深まりとともに 寒さが増して 穂先から少しずつ紅が差していく ふと気がつけば 初冬の香りが立ち込めて 季節の移ろいをまた感じてしまう この校舎で向かえる二回目の冬 なんとはなしに懐かしい気持ちにさせられるもので あの頃の締め付けるような時間は …

white

なんとはなしに続けてみます 誰かが読んでいるかもしれない、というスリルすら面白いものです毎日 朝は早くて帰りも遅くて かといって残業代という概念は存在しなくて それでもがんばりたいと思うのは 可愛い生徒たちがいるからで 信頼してくれているのがう…

折々

桜 新緑 紅葉 Christmas tree 雪景色 季節を愛でる ふとした瞬間 誘われて出掛けた場所が 口実だったと知って 思わず綻んでしまった お花見しようと 意気込んだとき どうして乗り気でなかったのか ようやくわかった そんな可愛いひとと 隣にいられること き…

積もるもの

担任というしごとは 無関係にしようとすればどこまでもそうで 関わりを大事にすればするほど 暖かくなるものなのかなと思っているところ 生徒たちからの言葉は どれもとてもうれしいものばかりで お祝いの言葉ももちろん 日常的にもらえる これからもずっと…

由良

大きく深呼吸 なんとなく落ち着いて 一息ついて 共に暮らすことで 目まぐるしい毎日を 共有しているところ 互いのこれまでを 緩やかに温めて 幸せの形を確かめるみたいに 家族になること 休日の午後 家族連れに目をとめては すぐ近くの未来に馳せる 働くこと…

零れ落つ

日常が色を変えて ようやくふた月 染み付いた10年の年月は まだまだ拭いきれない 守られていたんだと実感する そろそろ 落ち着けてもいい頃だけど まだちょっと足りない しんどいとき 不安なとき 抱きしめられる位置にいること それ自体はステキなこと だか…

ふと

なんだかさいきん めぐりがわるいというか きがぬけなくて いそがしいというより めまぐるしい ふと息をつきたいなと おもうことがふえてきて いつもより 腹を立てることもふえてしまって よくないかんじです ゆったりやすみたいな あとおもいっきりなきたい…

いちねん

たくさんの人たち 関わる人の多さに 目が眩みそうになる どうしても 伝えきれないものが 気づいてほしいものがあって 後から後から 手ですくい取るみたいに 時が 流れ落ちていく ただ自分の関わるひとだけ それだけで違うはず 心地いい言葉と 嬉しい成長と …

日の出と共に向かい 夕焼け空を校舎から眺める 田園都市線から 富士の高嶺が垣間見えると なんだかいい気分 そんな生活を送りながら 少しずつ時を重ねて 安らぎと 懐かしさが溢れた校舎 帰ってきたように思う 自分以外のことをできるのは 余裕がある証拠だと…

一人歩き

なんだかせわしなく ふと時間が過ぎていて 隣にあるものが ずっとだという証を 受け取ることにしました 近いような遠いような そんな未来のお話を 少しずつしていきたいと思います

最果て

いままで ずいぶんと廻り道をして いろんな状況ですごしてきて それでもどうしても諦められなかったもの 諦めてもらえなかったもの 責めたことも 責められたこともなく ただ単純に 意志と意図を合わせることより その空間を共有することや 許し合うことを 分…

回逅

ついあふれてしまったものに 何も考えられなくて 言葉がたくさん渦巻いている 遠い日の苦みが すぐ手に届くところにあって 未だ囚われたまま 谺がリフレインする 結局は慣れられない 彼の人にとっては 風化してきたものだとしても 払拭する機会を伺っている…

新生活

教師という職業は なかなかに自分にしっくりきているようで 毎日多忙ではあれど ある種の達成感もあって 満足感もあれば 脱力感を味わうこともしばしば ただ覚悟というか 信念を貫くには とても自由な場で なにものにも縛られない場を ありがたく思う それが…

輪郭

自分のルーツがどこにあるか そう言われると はじめに浮かぶひとがいて その人なしでは今の自分はいないと イイ意味でも悪い意味でも思えてしまう 自分の価値観が如何に脆弱であるかを まざまざと見せ付けられたから 狭い世界で生きていたと すんなり思えて…

生活感

ともに時間を過ごしたひとに とても生活感のあるひとがいて 家具はほんのわずか 本当に必要なものを 必要なだけ携えて ともすると淋しくなりそうな そんな簡素な部屋で 毎日圧力鍋でお米を炊き 自ら魚をさばき ものの30分ですべての調理を終えていた 私の…

from my note

お絵かき機能にびっくり とりあえず書いてしまったけど レイヤーを分ける機能までついていて はてなやるじゃん!と思いました いつのまにか進化するものですね 最近携帯でしか自由にネットしていなかったので ちょっと乗り遅れております 夜一人歩きするとき…

耐性

昔から母によく言われてきたこと 痛みへの耐性がなさすぎると 注射すれば貧血になり 血液検査でもしばらく動けず ものもらいの切除や歯科治療でも う−ん弱いなぁ こういうのって良くなったりするんだろうか 冷房の寒さにも辟易するけれど 頭痛も貧血も日常的…

仄か

お久しぶりに更新してみます 人生における幸せの形は人それぞれだと思うのですが たとえばどんな道を選んだとしても そこに充実とか満足を感じることができたなら それできっと幸せなのだと思う 家族であり 仕事であり 趣味であり 生き甲斐となる何かを持て…

華ざかり

梅から凍えるように白木蓮が咲き 春めいた風がようやく過ぎて 染井吉野から桃、八重桜へと桃色が移って そろそろ花水木の花が咲く頃 花に溢れたこの時期は 肌で感じるより先に 木々や足元から季節が香るようで好き キャンパスの大銀杏も 新芽が吹きこぼれは…

ときおり自分がひどく空っぽな気がして 目を閉じてその世界に溶け入りそうになる むやみに自分を誇示したくなったり 存在を虚ろにしたくなったり 浮き沈みというには あまりに曖昧で茫漠とした感想のような 多分最も近しい言葉にするなら 人恋しいだけで 目…

徒然

細々と続けてみたり わりあい平和かつ穏やかな時間が過ごせれば それで十分かなと常々思うのですが アグレッシブに生きることも ときに必要とされるのだと思う いつの間にか用意されていたことに 特に異を唱えることなく過ごして 単純に毎日をなんとかやり過…