2009-10-06 十和 懐紙の上に乗せた練りきりに 黒文字を差すことで 芸術品のような和菓子が 抹茶の添え物になる 久方ぶりにお茶を点てたい 訪問着を着付けて 髪を結い上げて 釜から湯を柄杓で掬い 釜の蓋を鳴らす なんとなく茶筅で点てる瞬間より 柄杓使いに心惹かれる お茶室の空気が懐かしい 畳に染み入るような静寂が 凛とした和の美を湛えている 抹茶を点てたい症候群がきましたよ まだお点前覚えてるかな− 羽を打ちたい症候群はこの間解消してきたのですが