ときおり自分がひどく空っぽな気がして
目を閉じてその世界に溶け入りそうになる
むやみに自分を誇示したくなったり
存在を虚ろにしたくなったり
浮き沈みというには
あまりに曖昧で茫漠とした感想のような


多分最も近しい言葉にするなら
人恋しいだけで
目まぐるしさについていけなくて
意識が定まらない
立場と即時的な反応に満ちて
落ち着く間がなくなっていく
どうしてだろう
時折こういう時期がある
色んなコミュニティー
色んな角度の人から零れきく
人生の楽しみ方みたいなものに
共振したり憧れたりして
その根源を鑑みる
とたんに頭を空っぽにしたくなるわけだけど


触れるものすべて
関わるところの全部に
息遣いを見出だしながら
生きていくしかないわけで
感触を楽しみながら