如月

夢をみているような
現と見做しているような
曖昧で穏やかで緩やかな境界
懺悔をするようでいて
その実 見つめていたいだけなのかもしれない
自分が残してきた軌跡と
何かを少しだけでも焼き付けたい気持ち
いつまでも忙しなく動き続けていても駄目で
かといって留まり続けたいわけでもない
極端な思考が揺れて
幅が広くなっていく
落ち着かない
このもやもやした気持ち


人生で成し遂げたいことを
きっとそれぞれ選び取ってきていて
誰かのために何かを
してあげられる喜びを
与えることの貴さを
求められることへの幸福感を
人を育てるということの尊さを
光が溢れて止まらない
この子たちと過ごせたときを忘れたくない
きっと一番に一生懸命で
きっと一番に鮮やかで
忘れられない輝きになる
これから先もきっと思い出しては磨きたくなる
そんな想いでの日々を
そのときの温度で
そのときの匂いで
ありのままに写し撮っていられますよう
大人になるのが楽しみで仕方ない


貴方たちに逢えて
ほんとうに良かった
幸せな日々をありがとう